「ムンク展―共鳴する魂の叫び」が東京都美術館で開催
2018年10月27日(土)から期間限定で東京都美術館で開催される『ムンク展―共鳴する魂の叫び』。誰もが知っている名画エドヴァルド・ムンクの「叫び」が日本へ来日します。この企画展ではさまざまな感情を表現した代表作から風景画やムンクの晩年まで、約60点の油彩画や版画など約100点を一堂に展覧。「叫び」以外のムンクについて知る事が出来るイベントになっています。
ムンクの半生とは
エドヴァルド・ムンク(1863年12月12日-1944年1月23日)は19世紀〜20世紀を代表するノルウェー出身の画家で、父は軍医クリスティアン・ムンクと母ラウラの第2子、5人兄妹の長男として誕生しました。一族で身体が弱く、母ラウラは30歳、ムンクが5歳の時にこの世をさり、姉も早くに亡くなってしまいました。ムンク自身も身体が弱く大病を患う事もありました。その後も、不倫や酒に溺れたり、晩年は白内障を患う等、自身の壮絶な経験を作品に反映させ、『叫び』をはじめ多くの作品を生み出してきました。世間一般的に『叫び』は『ムンクの叫び』というタイトルだと思われがちだが、実際のタイトルは『叫び』のみである。
生命のフリーズ
ムンクが1890年代に制作した作品の『叫び』、『接吻』、『吸血鬼』、『マドンナ』、『灰』等の代表を含むこれらを「生命のフリーズ」とムンクは名付けました。
※「フリーズ」とはギリシャ神殿の列柱の上方にある横長の帯状装飾部分の事。これらの作品は「愛」、「生」、「死」をテーマに描かれたと言われました。
「生命のフリーズ」を制作するにあたってのエピソードを紹介すると、ムンクは年下の人妻のミリーと数年間不倫を続け、燃えるような恋をし、性に対してものめり込んでいきました。しかし、ミリーに新しい彼氏ができ、ふられてしまいました。この時、経験した愛情や苦痛等の感情を作品の一部に取り入れたとも言われています。
『吸血鬼』1893年
『マドンナ』1894年
『灰』1894年
※当初は『堕落の後で』というタイトルだった。
『接吻』1897年
『叫び』1910年
ムンクの半生で描いた感情とは?
さまざまな感情が描かれているムンクの作品。「叫び」にこめられたメッセージを知り、すぐ誰かに話したくなってしまうはずです。描かれた絵のストーリーを感じてみましょう。
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ムンク展―共鳴する魂の叫び 開催概要
会期:2018年10月27日(土)~2019年1月20日(日)
会場:東京都美術館
住所:東京都台東区上野公園8−36
時間:午前9時30分~午後5時30分
※金曜日、11月1日(木)、11月3日(土)は午後8時まで(入室は閉室の30分前まで)
休室日:月曜日
(11月26日、12月10日、24日、1月14日は開室)、12月25日(火)、1月15日(火)
料金:一般 1,600円 / 大学生・専門学校生 1,300円 / 高校生 800円 / 65歳以上 1,000円
※中学生以下は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
※中学生以下は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
※いずれも証明できるものをご持参ください
お問い合わせ先TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
特設WEBサイト
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