2blksが運営するオルタナティヴ・スペースが亀戸にオープン

東京都江東区亀戸にアートユニット2blksが運営するオルタナティヴ・スペース、亀戸アートセンター。今回なぜ亀戸にアートセンターをオープンしたのか、その経緯や今後の展望を2blksの石部巧さん・石部奈々美さんにインタビューさせていただきました。


※製作者:サイトウナオコ 作品名:『ハルオ』

東東京のアート業界を盛り上げたい

Q:亀戸アートセンターについて教えてください。
A:亀戸アートセンターは2018年10月にオープンしたギャラリーです。ギャラリーだけではなく色々な事ができるオルタナティヴ・スペース※1になっています。

店内には飲食スペースもあるので、ゆっくりアートを楽しむことが出来ます。

シルクスクリーンプリントの実演販売もやっており、2blksのデザインをその場でTシャツや布バッグ、トレーナーなどにプリントするサービスもおこなっております。さらに制作スペースも確保していますので、自宅では作業出来ないような大規模の作品を制作してもらうことも可能です。

Q:オープンの経緯を教えてください
A:もともと自宅のガレージでアトリエ兼ギャラリーを開いていました。制作して出来上がった自分たちの作品をすぐに見てもらえるのは、スピード感があってすごくよかったんです。徐々に他のアーティストの作品も展示するようになっていき、ガレージではなくしっかりと大々的にやれるようにしたいと思いこのアートセンターをオープンしました。開くならいろんな人に様々な形でアートに関わってもらえるスペースにしていきたいので、飲食なども出来るオルタナティヴ・スペースにしました。

Q:なぜ亀戸にされたんですか?
A:都心で開くことも検討したのですが、都心だと狭いスペースばかりだったのでやりたい事が実現出来ないと思いました。いろいろ物件を探す中で大きい作品の制作や展示も出来るし、空間自体が面白いこの物件を見つけてすごく気に入りました。

さらに最近だと清澄白河はギャラリーがたくさんあって盛り上がっていますが、同じ江東区でも東側はまだまだギャラリーなどは少なく、盛り上げていきたいという気持ちもあって亀戸にオープンすることを決めました。

当たり前のように作品を作っている人と企画展をしたい

Q:どのようなアーティストの企画展を開きたいですか?
A:やっぱり真面目に制作していて、作品と向き合っている人と一緒にしたいですね。例えば、アートを生業として食べていくのはなかなか大変なので別に仕事をしながらでも制作を続けていてずっとアートから離れられないような作家さんと企画展をしたいですね。

そして一緒にやるからには出来る限りアーティストがやりたいようにやってもらいたいと思っています。元に戻してくれるなら壁に絵を描いてもいいですし。アイディアややりたいことを積極的に提案してきて欲しいですね。

地域に密着したギャラリーへ

Q:今後の展望を教えてください
A:地元の方も含めていろんな人に来てもらえるようにして、地域に根付いたスペースにしていきたいです。亀戸はマンションも多いので、お子様連れにもぜひ足を運んでいただきたいです。

以前のギャラリーでは友達や知り合いなどの企画展が多かったのですが、展示してもらいたいと思う新しい作家さんにも積極的に声をかけていきたいです。私達もアート活動をしているので色々なアーティストとの関わりは自分自身にもかなり刺激になっています。

【おわりに】

今回2blksにお話をお伺いしました。スペースは独特な構造になっているので、一般的なギャラリーにはない企画展を行ってくれるでしょう。
さらにギャラリーというと硬いイメージや入りにくいイメージがありますがオルタナティヴ・スペースにする事で地域に根付くスペースになることが出来るのではないでしょうか。本日はありがとうございました。

※1多目的空間のこと

【ギャラリー詳細】
亀戸アートセンター
管理人:2blks(石部巧 石部奈々美)
〒136-0071
東京都江東区亀戸9-17-8 KKビル1F

亀戸アートで企画展を実施したい方は下記メールアドレスにご連絡ください
two.blks@gmail.com

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